オープン後の小物選びについて

梅雨入りしていますが、
なんだか晴れの日が続いて
梅雨の季節ということをうっかり忘れてしまいそうです。

日差しは強いけれど、
風は涼しい気候が心地よく、この気候が長く続けばと思いつつ、

道端に咲くあじさいに
忘れかけてた梅雨の季節を感じさせれられます。

さて、今日はオープンした後のディスプレイや小物選びについて
お話したいと思います。

以前、お客さまに、
「お店をかっこよくデザインしてもらって
そこに似つかわしくないものを置くのはだめでしょうか?」
と聞かれたことがあります。ようはデザイナーさんの意思にそぐわないものを置いたら怒りますか?
という意味らしく、

もちろんそのお店のブランドイメージを崩すようなものは置いては欲しくないです。

それは私たちのためではなく、そこを訪れるお客さまのためにです。

私たちはお店をブランディンングする中で、デザインの指針をつくります。
それは何かを選ぶ時の判断基準になります。その指針はオーナーさまにも共有します。

ただ、その基準はお店の条件によって異なります。
それぞれの地域だったりコンセプトにあった見せ方があります。
高齢層の方が多く見えるお店に、デザイン重視で、文字が小さいポップを置いていたら
それは不親切です。

最先端のお店が立ち並ぶ中のショップでファッション性が高い人たちがよく来るお店で
あれば、少しでも違和感を感じる貼り紙があったり、トイレのゴミ箱がすごく家庭的なもの
が置いてあるだけでもげんなりしてしまうものです。

デザインはただかっこよく洗練されたものをつくることではありません。
誰に何を伝えたいか、それを伝えるためにどういう方法で見せるかを選択し、形にして
伝えたいことを伝えるのがデザインだと思います。

お店がオープンして、そこにオーナーさまの個性がプラスされて
お店は息づいていくのだと思います。

自分のお店に訪れた人にどういう気持ちになってほしいか、自分のお店にあった判断基準
を持ってほしいなと思います。
もちろん、迷った時はいつでも相談くださいね!

hirayama

記事一覧へ戻る 記事一覧へ戻る