看板デザインについて

今日はニミリが大切にしている
看板デザインについての考え方をお話したいと思います。

ニミリでは看板デザインとはいわず、
店舗の外観をトータルで考えるため
外観デザイン、ファサードデザインといっています。

ふと街を歩いていてなんだか気になるお店が。
そっと中を覗いてみる・・・・
入ってみよう!

その「なんだか気になる」というのはどこからくるのでしょうか。

例えるなら、街なかでぱっと目をひく人と一緒です。
つまりは容姿、外観の雰囲気なのです。
顔だけではありません。その人が身につけている洋服、アクセサリー、靴、
バッグ、その人が醸し出す雰囲気でその人がどんな人なのか無意識に判断します。
お店だって一緒です。
最初にそのお店の雰囲気を伝えるのは外観なのです。
その雰囲気は看板という単体のデザインだけを考えているだけでは出せません。

看板のデザインをお願いしたい、というご依頼をいただく機会も多くあるのですが、
店舗の外観において、平面の看板を既存の外壁に取り付けるだけ、というご提案はありません。
店舗の正面を面で捉え、外壁、入り口、アプローチと空間をトータルで考えていきます。

まずお店に興味を持ってもらい立ち止まってもらう、そして中に入ってもらう。
これが看板、お店の顔の役割だと思います。

また外観デザインは新規開店のお店だけでなく
リニューアルにもとても効果的です。

内装をがらっと変えるのではなく、壁紙の張り替えなど
極力予算を抑え、店舗の外観に予算をかけ作り込むことで、
今まで目に留まっていなかった人にも、知ってもらうチャンスが広がります。

お店の外観は街の景観をつくっていると考えいています。
お店の外観が変われば街の景観も変わる。
街の景観が変わればそこに集まる人たちも変わる。

いつか2mmでお手伝いしたお店が並ぶ通りを夢見て。

hirayama

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