色について

「色は暮らしに彩りを添え、身のまわりの環境に命を吹き込む存在だ」
ーテレンス・コンラン

※イギリスの家具デザイナー・インテリアデザイナー「 CONRAN SHOP」経営者

ニミリデザインではお店づくりにおいて
色を大事にしています。

色はそのお店のイメージを決めるのに大事な役割を果たします。

しかし、意外にもオーナーさまで色のイメージを持っている方は少なく
自分のお店、ブランドに合っている色は何がよいかと迷われている方が多いです。

なので最初のヒアリングの時に
自分のお店に来た人、ブランドに対してどのような印象をもってほしいか
を形容詞でお聞きするようにしています。
「明るい」「優しい」「落ち着く」「かっこいい」「かわいい」など

それをヒントにブランドカラー・コーポレートカラーをご提案します。


色には人への感情の効果や視覚効果もあります。

たとえば、赤のような暖色系の色は気持ちを高ぶらせる効果がある興奮色であり
手前に進出しているよう感じる進出色です。

青のような寒色系は反対に気持ちを落ち着かせる沈静色で、遠ざかってみえる後退色になります。

色の持つ特性も踏まえ空間に対し、色彩計画を行います。
空間の使用目的や広さなどの条件に沿って、どこにポイントとなる色を置くかを考え、決定していきます。
全体の色調もそれに合わせて同一色で展開するのか、少し変化のある空間にするのか
コンセプトに合わせて各ゾーンに彩りをそえていきます。

組み合わせによって何万通りにもなる色彩パターン
床、壁、天井ではなくそこに置かれる家具や、建具、取手などで色をつけていくこともあります。

視線によって重なり合う色などを調整しながら計画します。

また店舗デザインだけでなく、
色自体がシンボリックになることもあります。
わかりやすいのは
ティファニーブルー

この色を見ただけで、何も文字の伝達情報がなくてもティファニーだと認識できます。

ちなみにこのティファニーブルーの色は
「こまどりの卵」の色からきています。

身近なところでいえば
オレンジ・緑・赤

といえば・・・

セブンイレブン

緑・白・青

といえば・・・


ファミリーマート
を自然と思い浮かべませんか?

特に他店舗展開される予定でしたら
色選びは慎重に行いたいです。

色という視点で街やブランドを見てみると
たくさんヒントが隠れています。

自分のお店に合ったカラー
ぜひお気軽にご相談くださいね!

※photo by pinterest

hirayama

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