この数日の暖かさで桜もあっという間にほぼ満開状態となりました。
既に花が落ちてはじめている木もちらほら。
散っていく様はもの寂しさを感じますが、
新緑のきれいな時期がやってくるのも楽しみです。
さて、以前のブログの中で
ニミリデザインのお店づくりにおけるキャラクターづくりについて触れました。
今回は実例をご紹介したいと思います。
「なだこどもとアレルギーのクリニック」様のケース
先生と奥様がチューリップとうさぎがお好きとのことで
その2つを用いたキャラクターをというご依頼でした。
キャラクターを考える時、
紙に絵を書くのと同時にストーリーも頭の中で巡らせます。
“チューリップ畑の中で遊ぶ子うさぎ
どんな風に遊ぶのだろう、
みつばちを追いかけて遊ぶのかな、
かくれんぼもするんだろうか、、、”
そんなことを連想しながら
耳がめしべのような形の「なだぴょん」が誕生しました。
現実にはありえないですが、そこはキャラクターの世界。
チューリップとうさぎの組み合わせだからこそ生まれた
まさに、なだクリ様ならではのキャラクターといえます。
うさぎのキャラクター自体は沢山あるものですが
「耳がめしべのような形」は個性であり、他のうさぎにはありません。
私はこの部分が、キャラクターを作る上で重要なポイントになると思っています。
「なだぴょん」いう名前も
クリニックに来てくれるこどもたちに覚えてもらいやすく、
なだクリのキャラクターだよと認知してもらいやすいようにと、
あえて単純なものがよかったと思っています。
特に、こどもクリニックにおけるキャラクターの力は大きいと思います。
キャラクターをクリニックのオリジナルにすることで、目印になるのと同時に、
子どもたちの病院に対する不安や心配な気持ちを和らげる役割もあると思うからです。
別のケースはまた次回に。
ushida